ホテルあるある 〜お客様の「ちょっといいですか?」の裏側〜(スタッフブログ)

皆さんこんにちは。ホテルマンのSです。
今回は、私が日々の業務の中で感じる“ホテルあるある”についてご紹介したいと思います。少しでも共感いただけたら嬉しいです。
ホテルで働いていると、毎日のようにお客様から「ちょっといいですか?」と声をかけていただきます。
最初のうちはその言葉にドキッとしたり、つい身構えてしまったりしていました。でも今では、この一言をきっかけに生まれるドラマを楽しみにしています。
「ちょっといいですか?」の内容は本当にさまざまです。
お部屋の使い方や館内施設についてのご質問から、「近くでおすすめの食事処は?」「観光スポットまではどう行けば?」といった地元ならではのご相談まで。
時には「枕が合わなくて…もう少し固いものある?」という細やかなご要望や、「子どもが熱を出してしまって…」という緊急のご相談まで、本当に多種多様です。
こうしたご相談に応じる中で感じるのは、お客様がスタッフを信頼し、頼ってくださっているということ。
旅先でのちょっとした不安や迷いは、現地の人でなければ分からないことも多くあります。
そんなとき「この人なら大丈夫」と思っていただけることは、ホテルマンとして何よりの喜びです。
また、こうしたやり取りの中で、私たちスタッフ自身にも新しい発見があります。
たとえばある日、「地元の人しか行かない居酒屋、教えてくれない?」というご質問を受けたことがありました。
スタッフ同士で話し合いながら、おすすめのお店を出し合っていくうちに、あらためて自分たちの町の魅力に気づかされた瞬間でもありました。
もちろん、どうしてもお応えが難しいご要望をいただくこともあります。
そんなときでも、できる限りの代替案や提案をお伝えし、少しでも安心していただけるように努めています。
「できること」を精一杯、「できないこと」にも丁寧に向き合う。それもまた、ホテルマンとして大切な姿勢だと感じています。
ホテルには、日常では出会えない出来事や、人と人との温かい交流が詰まっています。
「ちょっといいですか?」という何気ない一言の裏には、お客様の期待や信頼、そして新しいストーリーの始まりが隠れています。
それこそが、私たちが日々向き合っている“ホテルあるある”なのかもしれません。
私たちリロホテルソリューションズが目指しているのは、お客様対応のその一瞬一瞬が、
もっと丁寧で、もっと心に残るものになるように、そっと支え続ける存在であること。
「なんだか最近、お客様と話せる時間が増えたかも」——
そんな小さな変化の積み重ねが、やがて大きな安心につながると信じて。
今日も私たちは、見えないところで力を尽くしています。

いつも明るく元気が、モットーで毎日頑張っています!