コラム

2026.01.15

(スタッフブログ)マネジメントとリーダーシップは「水と油」ほど違う

(スタッフブログ)マネジメントとリーダーシップは「水と油」ほど違う

ご無沙汰しております。宿コンシェルジュのMです。

今回は、組織運営における「マネジメント」と「リーダーシップ」について触れます。

ある経営者様から、「管理職を据えたのにリーダーシップがない…何とかなりませんか」とご相談をよく受けます。リーダーシップとマネジメントを同じものだと思っておられる方が多くみられますが、この二つは、水と油ほど違います。

運営組織がうまくいかないのは、この二つをごちゃ混ぜにしているからなんです。管理職になったからといって自動的にリーダーになれるわけではありません。数字の管理ができるからといって、人がついてくるわけではないんですね。

多くの運営組織に関わってきた中で痛感したのは、運営組織には守る「マネジメント」と、攻める「リーダーシップ」の両輪が絶対に必要だということでした。世の中には管理屋さんばかりが増えて、リーダーと呼べる人間がいなさすぎるとも感じています。


マネジメントは正しくやることを求め、リーダーシップは正しいことをやることを決める。

ここが一番の出発点であり、私自身もつまずいた石でした。

「マネジメント」というのは、決められたレールの上をいかに脱線せずに、時間通りに効率よく走るかを考えることです。予算内で収める、納期を守る、マニュアル通りにミスなく進める。いわばハシゴを効率よく登るスピードを競うのが「マネジメント」です。

対して「リーダーシップ」は次元が違います。 リーダーシップとは、そもそもこのハシゴは正しい壁にかかっているのかを見極めることだと思うのです。

全員が汗水垂らして必死に登っている時に、「おい、登る壁が違うぞ、我々が目指す頂上はあっちだ」と叫ぶのがリーダーなんです。

間違った壁にかけられたハシゴを世界一の効率で登り切った先に何があるのでしょうか。あるのは苦労と絶望ですね。

コスト削減だ、時短だと、目の前のハシゴを早く登ることばかり考えている優秀な管理屋さんは山ほどいます。しかし、登った先にどんな景色が広がっているのか、それが本当に我々が目指すべき場所なのかを語れるようになりたいものです。

部下に「どうやるか」ばかり指示して、「なぜやるか」「どこへ向かうか」を語らないのは罪なんです。リーダーの仕事はコンパスを持って森に入ることで、道なき道を行く時、部下は速く歩く方法を知りたいんじゃない。「どっちへ行くか」を知りたいのです。

目的のない効率化は組織を緩慢な死へと導く麻薬です。 あなたは今、正しい壁を指さしていますか?


■「マネジメント」は安定を作り、「リーダーシップ」は変革を起こす。

組織というのは、放っておけば必ず昨日と同じ今日を繰り返そうとします。 だが、時代というのは常に動いています。昨日までの正解が明日の不正解になることなんて、この激動の世の中ではザラにあることです。

そんな時、あえて波風を立て、居心地のいい安定をぶっ壊し、「こっちへ行くぞ」と新しい道を作れるのがリーダーなのです。


■システム対感情、そしてリスクへの覚悟

  • システム対感情 マネジメントはルール・制度・数値で人を動かすこと。リーダーシップは感情に火をつけ、120%の自発的行動を引き出すことです。熱量ある言葉と一体感が、修羅場での踏ん張りを生むのです。
  • リスク観:管理最適化 vs 勝負の覚悟 マネジメントは失敗確率を下げる防御機能です。対してリーダーシップは「責任は自分が取る」と宣言し、機会を取りに行くことです。

【まとめ】

組織運営には、秩序を守る「管理」と、未来を指し示す「指針」の両方が欠かせません。

リーダーの仕事は、地図のない森でコンパスを掲げ、進むべき方角を指し示すことです。

「いかに速く歩くか」を管理するだけで終わっていませんか?

管理という名の安心感に逃げるのではなく、今一度、自分たちがかけている「ハシゴ」の先を見つめ直してみてください。

宿経営サポート・コンシェルジュM
宿経営サポート・コンシェルジュM

経営課題の解決と人の心に寄り添うことが得意なコンシェルジュです。 数字だけでは見えない組織の本質を見つけ出し、経営者の皆さまと一緒に歩んでいくことを大切にしています。

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